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やる気スイッチはどこにある?
やる気スイッチってなんだろう?
「そんなスイッチがあるなら押したい!」
「一体どこにあるんだ?」
「ついでに自分のも押してほしい!」
なんて思ってしまう言葉。
やる気スイッチは一時期CMで話題になった言葉で、
当時やる気スイッチ探しをする人も多くいました。
ではそのやる気スイッチはどこにあるのでしょう?
もちろん機械的なスイッチが体のどこかにあるわけではありません。
結論から言うと、やる気スイッチを他人が押すことはできません。
やる気スイッチは「入れる」ものではなく、
勝手に「入る」ものだからです。
では、やる気スイッチが入るためにはどうすればいいのか?
そのヒントは
「自己効力感」
というものにありそうです。
「自己効力感」の提唱者はアルバート・バンデューラさんという心理学者。
自己肯定感という言葉が似ていますが、ちょっと意味が異なります。
近い言葉としては「見通し」でしょうか。
自己効力感は、「結果期待」と「効力期待」という二つの期待から成り立ちます。
あまり聞かない言葉だと思いますので簡単に。
「結果期待」とは、「これをやれば目標を達成できる」という感覚です。
「効力期待」とは、「自分はこれをやり続けられる」という感覚です。
わかるようなわからないような感覚ですよね。
たとえば、マラソン大会が1ヶ月後にあるとします。
練習での現在の順位が50位、本番では20位を目標とします。現在の順位から目標の20位になるために、おそらく練習方法を考えるでしょう。「1日2km走る」とか、「1km5分で走る」、など決めていきますよね。その方法、つまり
「1日2km走ること」で「本番は20位になれるだろう」と思えることが結果期待です。そして
「ちょっとつらいかもしれないけれどこの方法(1日2km走ること)なら1ヶ月続けられる」と思えることが効力期待です。
目標を達成するための見通しと言い換えることもできます。