「やる気スイッチはどこにある？」では自己効力感を紹介しましたが、今回はまた別の角度からのお話です。

人間のやる気の根本３種類

・人とのつながり（つながり）

・自分が何かできるかという感覚（できる感）

・自分が決断したことを自分の意思に沿ってやっているという感覚（自分から感）

これら「心の三大欲求」が満たされると心が満たされます。

誰かと一緒に何かをしたり、誰かのために行動したりしてうまくいくことで幸せを感じる「つながり」、

何かを学んだり、達成できたり、できそうだと感じたりすることで嬉しさを感じる「できる感」

誰に言われたわけでもなく、自分の心から湧き上がる意思で何かをやることで気持ち良さを感じる「自分から感」

脳は心が満たされるためにこれらの「つながり」「できる感」「自分から感」を感じるように動こうとデザインされているようです。

逆に誰かと一緒に何かをしたり、誰かのために行動したりしても「つながり」を感じられない、

やろうとしたことができなかったり、達成できなかったりで「できる感」が感じられない、

などの経験が繰り返されてしまうと脳は「つながり」「できる感」「自分から感」を感じるように動かなくなっていくかもしれません。

心の三大欲求が満たされるような環境を整えていくことが大切です。

（参考文献：「ダメ子育て」を科学が変える！全米トップ校が親に教える５７のこと　星友啓）